2018年1月から4年間、Hiranoさんの山岳写真を紹介してまいりました。 本年からは、初心者写真家の私、丹野が撮影した写真を、Hiranoさんに添削していただこうと思います。 もちろんHiranoさんの新作が手に入りましたらその都度ご紹介します。 Hiranoさんにバシバシとご指導いただき、写真技術を向上させていければと思います。 どうぞお付き合いください。



水は清し故郷

タイトル:水は清し故郷
撮影地:小国神社
撮影月:2024年5月

(丹野)
説明文:近頃は山が荒れてしまって川遊びできるところも少なくなってしまいました。 そんな中にあって小國神社の境内はさすがに美しいですね。 人の手が適度に入った自然は清々しくて心が満たされます。 色とか調整して作りこもうかなとか思いましたが、そのままにしました。 来月はまた新しいのを撮りに行かなきゃ。


(Hirano)
奥行きがあって良い構図ですね。一般的に写真の構図では斜めの線は不安定さを与え、 垂直あるいは水平の線は安定感を与えます。斜めの線と水平垂直の線がうまく調和したときに、 緊張感があって活き活きした写真になります。 今月の写真では水の流れが前景の左隅から中央奥に向けて斜めに流れ、 それに対して木々が垂直方向に延び、両者がうまくバランスしていると思います。 また透明感のある川の流れと木々の新緑が清々しく、その中に歩いている子供がとても良いアクセントになっていると思います。 河原に射し込んだ光も良いアクセントになっています。 欲を言えば、子供が遠すぎる印象があるので、もう少し近くにいるときの写真も見たくなりました。